2018/04/02平成30年度 児童福祉文化賞(映像・メディア等部門) 受賞!

この度、ドキュメンタリー映画『一陽来復 Life Goes On』が
伝統ある「児童福祉文化賞」を受賞いたしました!

『一陽来復 Life Goes On』
平成30年度 児童福祉文化賞(映像・メディア等部門)

[児童健全育成推進財団 主催/厚生労働省後援]

 

同部門の過去の受賞作は、平成29年度『この世界の片隅に』、平成28年度『あん』、平成25年度『舟を編む』等です。

製作にご協力くださった皆様、ご出演くださった皆様、そして
本作をご覧いただいた皆様には改めてお礼申し上げます。

ユンミア監督と出演者を代表して遠藤伸一さんから喜びのコメントが
届いておりますのでご紹介します。

尹美亜(ユンミア)監督
「伝統ある賞をいただき光栄です。この受賞は、映画に出演して下さった東北の方々捧げたいと思います。東日本大震災から 7 年 経ちましたが、想像を絶するつらい出来事、悲しみを経験した方々は今、笑顔を作って生きていらっしゃいます。悲しみはなくな るわけではなくて、心の中にずっと刺さっている、けれど、いつかは前を向いて笑顔で生きていくことができる。人が困難に遭っ た時どう生きてゆけばよいのか、この世で大事なことは何か、東北の方が身をもって教えてくれているような気がします。震災か ら 6 年後のあの瞬間の皆さまの姿を記録に残せたことは貴重です。製作に協力してくださった全ての皆様にお礼申し上げます。」

出演者代表 遠藤伸一さん(石巻市・木工職人)
「あの日から、7 年の時間が過ぎました。この作品はあの日から 6 年の今を、そして、生かされてきた私たちの日常を映した映画です。東日本大震災では、大切なものが失われ生きる意味さえも失いかけました。『儚い』は人の夢と書きます。人の夢は、儚いものでした。しかし、あの場面から人の想いだけが私たちを支えてくれ、その想いの中で生かされてきました。あの時これでもかというほど流した泪を『泪雨』とすると、その雨の後に出てくれた『虹』。虹は掴めない、でも感じる事は出来る。虹のように掴めなくなってしまった幸せもあ りますが、美しい虹を感じられる幸せもあることを、人の想いが教えてくれました。儚いけど、夢は人の想いが創ってくれている ことを今は感じています。この作品は人が生きるということを、たくさんの人間模様で映しだしています。制作された方々の想いを、観てくださった方が、様々に感じていただいているのだと思います。このような賞をいただいた事を、出演させていただいた私たちも嬉しく思います。」

 

児童福祉文化賞とは
一般社団法人児童健全育成推進財団が、平成29年度厚生労働省社会保障審議会が推薦した児童福祉文化財の中から、「出版」「舞台芸術」「映像・メディア等」の3部門において、特に優れた各作品1点に対し「児童福祉文化賞」を選定し褒章するものです。

▼同部門の過去の受賞作品‥‥平成29年度『この世界の片隅に』、平成28年度『あん』、平成25年度『舟を編む』等

▼児童健全育成推進財団「児童福祉文化賞」ウェブサイト
https://www.jidoukan.or.jp/project/culture/award/