2017/09/07関係者試写会【南三陸】のご報告

 

東京ではマスコミ試写会、
ロケ地では関係者試写会が着々と始まっています。

先日撮影地の一つである宮城県南三陸町で、
出演者や撮影に協力してくださった皆様をお招きして
関係者試写会を実施しました!

南三陸は、登場人物の人数が一番多い場所なのですが、
ほとんどすべての登場人物の皆様に映画を
ご覧いただくことができました。

被災地、そして撮影地での初めての試写会。
当事者である皆様がどのように映画をご覧になるか
不安でドキドキでしたが、終わってから皆様が
笑顔になってくださいました!!!よかった!!!

参加くださった皆様から感想コメントを
いただきましたのでご紹介させていただきます。
(順不同)

●出演者の後藤一磨さん
「あっという間の80分でした。
震災7年目、堤防作るとかハード面は進展があるが、
私たちの生活や気持ちはなかなか前に進んでいない現状です。
この映画は、生きるとは何か、津波によって何に気づき、
次の生きる道しるべにしたんだろうか、ということを
考えさせらる映画でした。
震災では多くの命の犠牲がありましたが、
もし彼らが生きていたらどんな夢があっただろうか、
彼らの夢を私たちがどう継いで具現化できるのか…。
生き残った人たち、特に若い人たち子供達が、
(亡くなった方々の夢に)連なって行くんだということを、
この映画をきっかけに、たくさんの人に気づいて
もらえるのではないかと思いました。」

●出演者の小野寺京子さん
「一人一人の生き様が感じられました。
ホテル観洋と高野会館が映った時は、
自分があそこで仕事させてもらって、
そして生かされたと、胸がつまりました。
感動しました。」

●出演者の佐藤紀子さん
「監督がぷらっと訪ねてきたとき、一体どういうことなんだろう
なあとよくわからず、全く気取らないでお話ししたことが
映画になっていました!映画に出てくる他の皆さんも多分
そんな感じだったのではないでしょうか。
皆さんの何気ない生活が映画になっていて、
大震災にあった中でも皆がなんとか生きているんだなあと、
どの場面を見てもすごく温かかったです、
もう長く生きているが、苦しい時は頑張らないといけないなと
力をもらいました。」

●出演者の後藤清広さん
「毎日見ている景色だけど、(映画の中で改めて見ると)
ああ、ふるさとって綺麗だな、と思いました。
色々な人たちの話を聞いて、元気とパワーをもらいました。」

●出演者の佐藤典明さん
「映画を見て、自分はまだまだ恵まれていたんじゃないかなと思いました。
また明日から頑張ろう、と思います!」

●出演者の生駒文男さん
「本当は地元の私たちが残さないといけないような記録を
映画にしてもらったように思います。
子供達はこの6年でどんどん成長しています。
映画を見て当時を思い出しながら、絶対に忘れてはいけない、
次の世代につないでいかないといけないなと改めて思いました。」

●出演者の奥田江利香さん
「映画を見ていて、つらいのは自分だけじゃないということが
すごく身に染みました。震災当時、娘はお腹の中で6ヶ月でした。
前が見えない状況の中、世界中の人に支えてもらい、
今生かされた意味をすごく感じ、感謝の毎日です。
この映画の撮影時も、本当は表に出たくないという気持ちが
強かったのですが、当時たくさんの方にお世話になったので
あの時の子供が今こうして頑張っている、という姿を
少しでも見ていただけたらなと思い、映画に出ることにしました。
本当に皆さんに感謝しています。」

●出演者の久保田芽衣さん
「皆さん震災でつらい思いをしているのに、前を向いている、
その姿に考えさせられました。これからもいろいな目標や、
そろばんの大会で結果を残して活躍したい、と強く思いました。」

●出演者の阿部憲子さん
「涙腺緩むのをなんとか抑えて観ていました。
公開されているオープニングの映像を見て、少し重い映画かなと
想像していたのですが、全然そんなことがなくて、
色々な場所が交錯するのですが、一度引き込まれると
そのまま最後まで見ることができました。とても後味がいい映画で、
三陸の出演者の誇りになったと思います。」

●出演者の伊藤俊さん
「涙が溢れてきました。悲しい涙ではなくて感動の涙。
上映後すぐに話をするのが(感情的に)難しかったです。」

●関係者の台湾人研修生の方
「日本人の強さがとてもよく伝わってきました。」

●関係者の南三陸町の方
「見終わってから元気になる映画でした。
被災した方々にこそ観てほしいと思いました。
似たような境遇の人がたくさんいるので、自分も
1年後にはああいう風になっているかな、と励まされる思いです。」