作品解説The Film

ここには言葉で語り尽くせないものがある

一陽来復(いちようらいふく)…冬が去り春が来ること。悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。(参照:デジタル大辞林)

会いに行こう、強くて優しい東北の人々に

東日本大震災から6年目を迎える 宮城県、岩手県、福島県で
前を向いて生きる人々の姿を優しく映し出すドキュメンタリー

家族を失った夫婦、震災を風化させないための語り部、伝統を受け継いでいく農家、被爆した牛の世話を続ける牛飼い、50年若返った海、新しい漁業を始めた漁師―。時間が経っても痛みは消えないかもしれない。でも、笑うことはできる。東北の復興はまだ道半ば。でもここまでようやくたどり着いた。また一歩、これからも歩いていく。

  • 皆いろいろなもの背負って生きていて
    それは顔に書いているわけではない
    でも人が生きるって、そういうこと
    ―遠藤伸一さん(石巻・木工職人)
  • 風化させたくない以上に思うことがあります
    なかったことにしたくない
    ―伊藤俊さん(南三陸・ホテル従業員)
  • 農業は農業で生きていく他ない、生業だから
    ―秋元美誉(よしたか)さん(川内・農業)
  • 時間が解決するとは思わなくて
    多分ずっとこんな感じなんだろうなって
    ―奥田江利香さん(南三陸・会社員)
  • 町民を一つにするのが神社だ、祭りを通じて
    ―二本松富太郎さん(釜石・鵜住神社 総代)
  • 水質分析すると、50年若返ったといわれる海に
    今戻っているわけです
    ―後藤一磨さん(南三陸・農漁業)
  • 自然という財産の、私達はその利子だけで
    生活させてもらっているんですね
    ―後藤清広さん(南三陸・牡蠣漁師)